超音波子宮卵管撮影検査(フェムビュー)について
フェムビューという器具を用いて左右の卵管が狭窄・閉塞していないか超音波を見ながら調べる検査です。子宮の入り口からカテーテルを挿入し、生理食塩水と空気の混合液を子宮腔内に注入していきます。この混合液の流れ方を見て、両側の卵管の走行や、卵巣と卵管との位置関係などを観察します。
メリット
- レントゲンを使用しないため、卵管や子宮が被爆する心配はありません。X線ヨード造影剤も必要ありません。
- 通過性があまり良くなかった卵管が通りやすくなるため、実施後の1~6ヶ月は妊娠しやすくなることが期待できます。
- 検査時間は10分程度です。検査後は普段通り生活ができます。
注意事項
- 月経6~10日目の間の低温相の時に実施します。
- 個人差はありますが、実施中に生理痛のような痛みや重たさを感じることや、一時的な気分不快になることがあります。
- 異所性妊娠を引き起こす可能性があるため、生理開始から検査当日までは性交渉を控えるようにお願いします。性交渉をとられた場合は検査を中止させて頂きます。
- 検査の当日より抗生物質を4日間内服します。
- 検査後、1~2日は出血することがありますが少量の出血なら検査によるものなので心配はありません。
- 事前にクラミジア感染症の検査が必要です。
- 以下の方は事前に医師にお知らせ下さい。
※骨盤内急性炎症性疾患の治療中の方、月経ではない性器出血のある方、妊娠している可能性のある方。
検査費用
27,500円(税込)
その他・お薬代など別途費用がかかります。
予約方法
ご予約は診察室でお取りください。