上記のプランは2025年9月1日以降に周期に入られた方から適用されます。
このたび当院では、「卵巣ケアサポート」制度を新たに開始いたしました。これは、卵子凍結をされた方が、将来の妊娠に備え、卵巣を守るケアを継続的に受けていただくための新しい医療支援制度です。
※5年パック2回目以降の費用に関して
2人出産できる卵子を確保したいのでもう少し卵を採っておきたい。年齢が高く、思ったより個数が採れなかったのでもう1回採卵したいという方に寄り添い、助成金なども対象としていない5年保管プラン495,000円を275,000円にしております。
ただし、5年保管プランのみが対象。初回採卵から半年間。採卵回数の上限は当院の定める採卵の年齢時の2人出産するために必要な卵子の個数(理論値)が採れるまで。
- 卵子凍結セミナー
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【11月開催予定】
2025年11月22日(土) 16:30~17:30
前半:両角院長による卵子凍結についてのご説明(収録映像)
後半:当日ご参加の皆さまからの質疑応答(ライブ)
2024年1月18日(木)7:00〜 NHK「おはよう日本」にて、当院で卵子凍結をする患者様の様子が放映されました。
- 関心高まる 卵子凍結(NHK)
- 見逃し配信はこちら(NHKプラス)
NHKプラス仮登録でもご視聴いただけます。
「卵子凍結」ってなに?
現時点で結婚や妊娠の予定がない場合、将来の妊娠出産に備えて未受精卵を凍結保存しておくことにより、将来の妊娠に備えることです。
「卵巣ケアサポート」とは?
当院の「卵子凍結+ 5年保管パック」にご加入の方を対象に、1年あたり11,000円(税込)で、ピル処方と診察を含む卵巣ケアをお受けいただけます。最大5年間の継続が可能で、加入は任意(希望者のみ)です。
- なぜピルが「卵巣を守る」のか?

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現代女性は、生涯に経験する月経と排卵の回数が非常に多くなっています。毎月の排卵は、卵巣に炎症・ストレス・酸化ダメージを与える要因となり、将来的に以下のようなリスクを高めることが知られています:
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
- 卵巣嚢腫
- 出血性黄体破綻
- 慢性的な貧血
ピルを服用し排卵を抑えることは、こうした卵巣への負担を軽減し、将来の妊孕性(妊娠する力)を守ることに直結する予防医療です。
- 世界的に注目される「オーバリオスタシス(ovariostasis)」とは?
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近年排卵を止めることで卵巣を守という新たな医療概念が注目されています。
これを 「オーバリオスタシス(ovariostasis)」 と呼び、欧米を中心に学会等でも広がりつつあります。当院では、この理念をいち早く取り入れ、単なる凍結ではなく「その先の妊娠まで守る医療」を提供してまいります。
「卵巣ケアサポート」制度の概要
対象:卵子凍結+5年保管パック加入者
費用:年額 11,000円(税込)
含まれる内容:
- ピル半年分の処方 × 年2回
※ピル処方時には診察があります - エコー(希望者)
- 将来の妊活相談
- パートナーの精液検査 1回まで(希望者)
継続期間:最大5年間まで(年単位更新)
加入タイミング:凍結完了後、院内でご案内/同意書記入後に開始
妊娠という願いが叶うその日まで、私たちはあなたのそばにいます。
ライフプランについて
悩んでいませんか?
- 将来子供が欲しいが、今は仕事が楽しく、キャリアアップしたい
- 今すぐの妊娠を望んでいないが、いつか子どもが欲しい
- 結婚や妊娠の予定は今はないが、将来への保険がほしい
卵子凍結は女性の未来を豊かにする
選択肢のひとつです。
妊娠は年齢とともに難しくなる
理由①年齢が上がると、卵子の数は減少していく
卵子の数は胎児の時がピークで年齢と共に減少していきます。
新しく卵子が作られることはありません。
理由②年齢が上がると、卵子の質は落ちていく
40代から急激に妊娠する力は低下します。
不妊に悩む方〜当院だから言えること
- たくさん卵子凍結をしておくメリット

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AMHが高く胞状卵胞(AF)がたくさん見えるのであれば、
一度の採卵で卵子を出来るだけ採ることをお勧めします。これにより良好胚をたくさん凍結する事ができます。
少しでも若い時の卵子を出来る限りたくさん凍結しておくと、二人目を希望する場合にも有利になります。
一度妊娠すると妊娠中、産後の授乳期間は採卵できないため、場合によっては2年近く採卵できなくなります。
体外受精の大きなメリットである「胚の凍結」という技術を有効に活用すべきと言えます。
当院では卵巣予備力(AMH、AF等)を必ず調べて、予備力がある方には良好胚をたくさん凍結する事をお勧めしております。
- 加齢による妊娠、出産の難しさ
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妊娠率、出産率、流産率を示すグラフです。
妊娠率、出産率は年齢が上がると低下します。
流産率は40歳をすぎるとすごい勢いで上昇します。
- 卵子凍結は不妊治療の手助けとなる
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日本の体外受精を行っている方の年齢別の人数のグラフです。一番多い年齢が40歳、41歳となり、この年齢になるまで治療を受けないということがわかります。
40歳を超えて子どもが欲しいと思った時、
若い頃の凍結卵子があったら・・・
自分の人生で一番若いのは今です!
費用
妊孕性温存を目的とする
卵子凍結(未受精卵凍結)の価格
※すべてのパック料金、治療は保険適用外となります。
卵子凍結後の保管費用も
プランに含まれているから
保管維持のランニングコストもかかりません!
ほとんどのクリニックでは卵子凍結が終わってもその後、
卵子凍結個数によって保管容器1本あたり数万円の保管費用が毎年かかります。
パック料金
1年保管つきプラン
330,000円(税込)
内容:ホルモン・エコー検査、内服薬・注射等薬剤、採卵、局所麻酔、凍結、卵の個数に関わらず1年間の凍結保管料
5年保管つきプラン
495,000円(税込)
内容:ホルモン・エコー検査、内服薬・注射等薬剤、採卵、局所麻酔、凍結、卵の個数に関わらず5年間の凍結保管料
10年保管つきプラン
880,000円(税込)
内容:ホルモン・エコー検査、内服薬・注射等薬剤、採卵、局所麻酔、凍結、卵の個数に関わらず10年間の凍結保管料
5年保管つきプランで助成金を利用した場合の費用は、195,000円!(東京都在住者が対象)※税込
- 詳しくは東京都福祉局HPをご覧ください。(内容が変更になる場合もありますので、随時ご確認ください。)
他院で施行した1年以内の検査結果{AMH、感染症(HIV、梅毒、HBV、HCV)、末梢血(貧血など)}のコピーをご提出いただけましたら初診検査を省くことが可能です。
但し、初診料として3,300円(税込)頂戴いたしますのでご了承のほどお願いいたします。
貧血検査項目:白血球(WBC)、赤血球(RBC)、血色素量(Hb)、ヘマトクリット(Ht)、血小板数、MCV、MCH、MCHC
当院周辺クリニックの卵子凍結費用一覧
(2024.6.27時点)※税込価格、15個採れた場合
| 両角LC | Aクリニック | Bクリニック | Cクリニック | Dクリニック | |
|---|---|---|---|---|---|
| 支払い方法 | パック | 都度払い | パック | パック | パック |
| 1年保管つきの金額 (採卵,凍結, 麻酔含む) |
330,000円 |
495,000円〜 | 455,330円〜 | 495,000円〜 |
390,000円 〜460,000円 |
| 2年目以降の保管料 | 55,000円/3個 | 22,000円/3個 | 10個まで:44,000円 11個以上:77,000円 |
55,000円/年 | 33,000円/3個 |
| 5年保管つきの金額 (採卵,凍結,麻酔含む) |
495,000円
ピルケアサポート付プラン 550,000円
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935,000円〜 | 763,330円〜 | 715,000円〜 | 1,050,000円〜 |
- 初回は採血費用(感染症、AMHなど)22,000円がかかります。土曜午後12:30以降は休日加算500円を頂戴いたします。
- 両角LC:5年パック2回目以降の費用は495,000円の所を275,000円にしております ※規定あり
卵子凍結の流れ
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STEP
01オンライン相談
初診予約
こちらのページよりご予約いただけます。
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STEP
02初回カウンセリング
お申し込み
ご来院いただき、副作用やリスク等ご理解ご納得いただいた上でご契約いただきます。
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STEP
03事前検査

必要な事前検査や排卵誘発剤等でご来院いただきます。
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STEP
04排卵誘発

生理から内服薬と注射により誘発を行います。注射は1周期につき3〜6回程度行い複数の卵子を採卵します。ある程度の卵子が必要なため検査を行い効果的な誘発方法を選択します。
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STEP
05採卵

経腟超音波を用いて卵巣の位置を確認しながら細い針を腟壁から腹腔内に通して卵胞を穿 刺し、卵胞中にある卵子を回収します。採卵自体は5-15分前後で終わりますが、採卵後し ばらくの間、回復室で休んでいただくことになります。
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STEP
06採卵報告・保管

採卵後、医師および培養士から採取できた卵子の数や卵子の状態の説明があります。凍結 できる卵子を選別し、凍結方法という方法で凍結保存します。
耐凍剤濃度の高い溶液に卵子をひたし、マイナス196℃の超低温で凍結し、液体窒素タン クのなかで保管します。何十年も状態変化なく保存させることができます。
※具体的には、生理が開始したら2~3日目にエコー、ホルモン検査に来院し、刺激方法を決めます。排卵誘発は生理開始から排卵日までで平均3〜5回程度です。誘発方法については、「体外受精の治療方法」を参照してください。詳細は診療の際にご説明いたします。
保管について
未受精卵の凍結保存に際し1本の容器に最大で3個までの卵子の保存が可能です。
例えば採卵数が9個の場合容器は3本程度になります。
- 妊孕制温存ではない方・1年保管つきパックをご利用の方は2年目より保管料が発生いたします。
- 5年保管つきパックをご利用の方は6年目より保管料が発生いたします。
- 10年保管つきパックをご利用の方は11年目より保管料が発生いたします。
卵子凍結セミナー
動画で見る卵子凍結
よくあるご質問
卵子凍結について皆様よりよくお寄せ頂く質問をまとめました。是非ご覧ください。
当院における卵子凍結に関する規約
この規約は日本産婦人科学会、生殖医学会のガイドラインを参考に決めております。
- 採卵は満43歳の誕生日までに周期に入った場合可能とします
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未受精卵の預かり(使用)は満48歳の誕生日までとします
それ以上の延長保存は妊娠年齢の安全性を考慮し不向きと考えられ破棄となります。48歳の誕生日を迎えた時点または本人が亡くなられた場合には破棄となります。
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1年毎の更新となります
更新の際には更新申込書、更新費用が必要です。
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凍結卵子を使用する場合は精子を提出していただき顕微授精での使用となります
その際には体外受精、顕微授精に対して旦那様の署名が必要になります。事実婚の場合も使用は可能であり、その場合には事実婚治療同意書及びお二人の戸籍謄本(全部事項証明/3ヶ月以内のもの)の提出が必要になります。
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排卵誘発について
生理から内服薬と注射により誘発を行います。注射は1周期につき3〜6回程度行い複数の卵子を採卵します。ある程度の卵子が必要なため検査を行い効果的な誘発方法を選択します。
具体的には、生理が開始したら2~3日目にエコー、ホルモン検査に来院し、刺激方法を決めます。排卵誘発は生理開始から排卵日までで平均3〜5回程度です。誘発方法については「体外受精の治療方法」、コストに関しては「費用について」を参照してください。詳細は診察の際にご説明いたします。
体外受精ー胚移植法(IVF-ET)について費用について
診察に際してのお願い
- 通訳などを除き原則、診察室はご本人以外のご入室はご遠慮ください。
- 当クリニックでは患者様やスタッフのプライバシーに配慮する上で、院内での写真撮影(動画含む)や録音は禁止しております。ご理解ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
凍結保存の方法
未受精卵の凍結保存に際し1本の容器に最大で3個までの卵子の保存が可能です。例えば採卵数が9個の場合容器は3本程度となります。凍結保存代は容器1本につき費用がかかります。卵子凍結には容器1本55,000円(税込)/1年となります。
- たくさん凍結するメリット
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AMHが高く胞状卵胞(AF)がたくさん見えるのであれば、一度の採卵で卵子を出来るだけ採る事をお勧めします。これにより良好胚をたくさん凍結する事ができます。
少しでも若い時の卵子を出来る限りたくさん凍結しておくと、二人目を希望する場合にも有利になります。
一度妊娠すると妊娠中、産後の授乳期間は採卵できないため、場合によっては2年近く採卵できなくなります。
体外受精の大きなメリットである「胚の凍結」という技術を有効に活用すべきと言えます。
当院では卵巣予備力(AMH、AF等)を必ず調べて、予備力がある方には良好胚をたくさん凍結する事をお勧めしております。

