両角レディースクリニックは、体外受精、顕微受精などの高度生殖医療を中心とした不妊治療専門のクリニックです。

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卵管鏡下卵管形成術(FT法)

Flow of Treatment

卵管鏡下卵管形成術(FT法)について

FT法とは、卵管が詰まっていたり(閉塞)狭くなったり(狭窄)することで、卵子や精子が卵管を通過できない卵管性不妊に対する治療法の一つです。適応は卵管近位部の閉塞および狭窄です。卵管遠位部(卵管采付近)の閉塞や狭窄については、この術式は適応になりません。

この手術で約70%の方が卵管拡張または通過が期待できますが、約30%の方には無効であり、その場合体外受精をお勧めします。

術後は、半年間で約30~40%の方がタイミング法または人工授精で妊娠率にいたりますが、半年以上妊娠しない場合は、その他の原因も考慮して体外受精をお勧めします。

具体的な手術内容

  • 卵管鏡を見ながらバルーンを使って卵管内の閉塞あるいは狭窄部位を拡張していきます。
  • 下図のように経腟的に子宮内から卵管にアプローチします。
  • 麻酔は局所麻酔または静脈麻酔で行います。
FT法の様子

術後の合併症について

  • 出血(ある程度の出血はどの手術にも起こりえますが、大量出血の場合は救急搬送や輸血の可能性があります)
  • 術後感染(感染予防に抗生剤の点滴と内服を行いますが、それでも入院を必要とするような感染が起きてしまう場合があります)
  • 卵管穿孔(穿孔の程度により開腹手術が必要となることがありますが稀です)

その他

  • 術後の避妊期間は不要です。
  • 静脈麻酔で卵管鏡下手術を受けられる場合、個室料金(自費)をいただいております。
  • 本手術は保険適応となります。また、高額療養費制度を利用できます。

高額療養費制度について

FTは健康保険適用ですが、保険点数が高いため、自己負担額が高くなります。

片側のみで約14万円、両側で約28万円が自己負担額となります(健康保険3割負担の場合)。

しかしながらFTは、お手続きいただきますと同じ月内で所得区分に応じた一定の自己負担限度額を超えた場合、その超えた金額が払い戻される高額療養費制度がご利用いただけます。

所得区分 自己負担限度額
(ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~
健保:標報83万円以上
国保:旧ただし書き所得901万円超
約 260,000円
252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円
健保:標報53万~79万円
国保:旧ただし書き所得600万~901万円
約 180,000円
167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円
健保:標報28万~50万円
国保:旧ただし書き所得210万~600万円
約 87,000円
80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円
健保:標報26万円以下
国保:旧ただし書き所得210万円以下
57,600円
住民税非課税者 35,400円

また、この制度は申請いただくと約3か月で自己負担上限額の超過分が払い戻されますが、平成24年4月1日より事前の申請、認定証を発行することでFT当日の窓口でのお支払いも一定金額にとどめられるようになりました。

ご希望される方は事前にご自身でお手続きをお願いいたします

申請先
厚生労働省「高額療養費制度」の図

国民健康保険の場合は、各市区町村役場の国保年金課にて随時受け付けています。組合健康保険の場合は加入する各健康保険組合が、協会けんぽ、船員保険の場合は全国健康保険協会の各都道府県支部が、共済組合の場合は加入する各共済組合が、それぞれ申請を受付けて「限度額適用認定証」等を交付します。

民間保険の入院/手術保険による支払いの対象となりますので、診断書が必要な場合は手術当日に持参し、受付へ提出してください。ただし、診断書作成に約1~2週間要しますのでご了承ください。
診断書作成料:5,000円(税別)

ご不明な場合は、お勤め先の保険担当者、保険者にお尋ねください。

本制度に関しまして詳細は厚生労働省HPをご確認ください。

厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
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