不妊ドックについて
現在約7組の男女の1組が不妊になると考えられています。その割合は実に15%にもなります。30代、40代において、他の病気と比較してもこの15%の罹患率は決して低くありません。
人間ドックなどの検診はなぜ重要なのか言うまでもないともいます。会社や個人等で多くの人が受けていると思われます。
しかし不妊ドックというのはほとんど行われていないと思います。一般の病気と同じで不妊も未然に防ぐという事がある程度可能です。不妊ドックを受けて不妊の予防をする、そういう考えです。若い時に不妊とわかりすぐ治療を始めれば、無駄な時間を過ごす事もなく、治療も容易と言えます。今後いつかは子供が欲しいと考えている方は是非一度「検診」を受けに来院される事をお薦めします。
検査内容
検査後の流れ
- AMH検診
妊娠に影響しそうな場合は手術等の説明 - ホルモン検査で卵巣予備力が余り無い場合
早期の治療開始をすすめる - クラミジアに感染している場合
夫婦ともに抗生物質の投与 - 精液検査にて精子が少ない場合
体外受精、顕微授精を考慮し早期の治療開始
お申込み方法
予約制となっております。お電話にてご予約お願い致します。
- 不妊ドックのみをご希望の方は、予約システムではなく、お電話にてご予約をお受けしております。
- 初診をご希望される場合には、別途ご予約をお願いいたします。
電話
受付時間
- 月・火・水・金・土:午前 9:30~12:30 午後 15:30~18:30 (第4水曜は午後 15:30~16:30)
- 木・祝:午前 9:30~12:30
- 不妊における5つの事実
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- 生殖機能は年齢とともに低下する
35歳から生殖機能はどんどん低下して妊娠しにくくなります。また妊娠しても流産しやすくなります。 - 卵巣年齢は実年齢とは異なる
これはほとんどの若い人が知らない事実だと思いますが、卵巣年齢と実年齢は異なります。例え20代だとしても、卵巣年齢は40代と言う方もいます。「若いからまだまだ大丈夫」と言う事には決してなりません。 - 7~8カップルに1カップルは不妊症
20代から40代の方の実に15%程度が不妊となっています。この事実も余り知られていません。これほど多い罹患率なので、一般の人間ドックと同様に、たとえ健康でも不妊ドック(検診)を受ける意味はあります。 - 不妊の原因の約半数は男性
これも余り知られていない事ですが、不妊の原因の約4割は男性です。将来的に子供が欲しいと考えている場合には、男性の方にもぜひ精液検査をして頂きたいと思います。 - 健康と不妊は別の話
普段健康だと自分は不妊ではないと考えている人もいます。これは全く正しくない考えです。例え人間ドックで異常無しだとしても卵巣機能、卵管機能、精液検査は別問題です。
- 生殖機能は年齢とともに低下する