卵管内人工授精(m-IUI)について
通常の人工授精は子宮内に精子を注入する方法ですが、卵管内人工受精では卵管内へ精子を送り込む方法です。卵管内へ人工授精をする事で精子が卵管の端まで高い確率で到達し、排卵した卵子の傍まで到達できるので、更に妊娠率が高くなります。
方法
細長いチューブを子宮内に入れて小さな風船を膨らませ下に流れないように固定します。約2mlの精子を含む培養液を注入して卵管内の奥まで精子を注入します。
卵管内人工授精が有効なケース
- 通常の人工授精でなかなか結果が出ない場合
- 精子の濃度や運動率が低い場合
- 卵管内が狭い事が疑われる場合
クロミッド等を使用して両側の卵巣から排卵させることで妊娠率がさらに高くなります。
卵管内人工授精のデメリット
- 体外受精と比較すると成功率が低い。
- 子宮が炎症を起こす可能性がある。
- 排卵誘発剤を使用することで多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある。
患者様の状態によっては、管が入りにくいことから子宮の入り口付近で痛みを感じることもございます。 また下記のような可能性もございます。
卵管内人工授精の費用
44,000円(税込)
※自費診療