着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)検査対象拡大のお知らせ
このたび、不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-A)における検査対象が改定されました。
最近のエビデンスに基づき、出生率の向上および流産率の低下を目的として、対象範囲が拡大されています。
新たに「女性が高年齢の不妊症の夫婦」という条件が追加され、
当院では日本産科婦人科学会の改訂方針に基づき、2025年10月より新基準での検査を開始いたしました。
変更後の検査対象は以下のとおりです。
①反復する体外受精胚移植の不成功の既往を有する不妊症の夫婦。
②反復する流死産の既往を有する不育症の夫婦。
※ただし、①と②について夫婦のいずれかに染色体構造異常(均衡型染色体転座など)が確認されている場合を除く。
③女性年齢35歳以上の不妊症例(反復不成功・流産既往がなくても対象可)
PGT-Aの適応可否や検査の流れについては、診察の際に医師にご相談ください。